その冷え、放置しないで! 「温活」始めませんか?

 2022/04/25

「手足が冷えて眠れない」「おなかや腰を触るとひんやり」「夏でも冷えを感じる」といった冷えを放置していると、さまざまな不調をまねきやすく、場合によっては深刻な病気につながることもあります。そこで今回は健康や美容のために、「温活」をご紹介します。

その冷え、放置しないで! 「温活」始めませんか?

女性も男性も感じる冷えとは?

冷えは寒い時期に起こるというイメージがありますが、冷房のある場所で過ごすことが増え、一年中冷えが気になるという方もいます。
とくに女性は、ホルモンバランスの影響を受けやすく、自律神経が乱れて体が冷えやすくなる傾向があります。そのうえ、熱を生み出す筋肉の量が、女性は平均的に男性よりも少ないことで、冷えに悩まされることが多いといえます。
なお、男性は冷えるという意識はあまりないかもしれませんが、加齢による筋肉量の低下、臓器機能の衰えや、在宅勤務が続いて運動不足になり、筋力が低下することなどで、冷えに悩む人が増えつつあるようです。
さらに、ストレスにより筋肉の緊張が続くと血液の循環が悪くなり冷えを起こすといわれています。体質だから仕方ないと諦めている方も多いかもしれませんが、そのあなたのつらい肩こりや腰痛は、こうした冷えが原因となっているかもしれません。冷えにつながる生活を見直し、体を温めるコツをつかめば、冷えや冷えによる症状と上手に付き合っていけます。

すぐに始められる温活

冷えに負けない生活を送るためには、重ね着などの対処では不十分です。体を冷やさず、体が温まりやすくする工夫、つまり適度な運動や正しい食生活などを基本として、冷えの大きな原因である「熱をつくり出せない」「熱を全身に運べない」などに対処しましょう。そうした対応が「温活」で、低くなっている体温を適正な温度まで上げる活動のことをいいます。

<温活のコツ>
・熱をつくり出す=体を動かす、きちんと食べる
・熱を全身に運ぶ=血行を良くする(「体を動かす」も含まれる)

この2つのコツを意識していくことが大切です。最近では、温活が楽しく続けられるようなアイテムも増え、温活への注目がさらに高まっています。すぐに始められる温活をご紹介しますので、日々の生活でぜひ試してみてください。

おすすめ温活

体を動かす

<体を動かす>
筋肉には、血液をポンプのように送り出すはたらきがあり、筋肉が増えると体のすみずみまで血液が行き渡りやすくなり、体が温まります。そのため、適度な運動をして筋肉量を増やすと、冷えに効果的です。運動といっても、本格的なスポーツをする必要はありません。おうちで簡単にできるストレッチや近所のウォーキングなどを習慣にしてみましょう。仕事をしながら、テレビを見ながらなど、ちょっとしたすきま時間で手首や足首を回すだけでも、筋肉を刺激できます。

<ぬるめのお湯にゆっくり浸かる>
シャワーだけで済ませるのではなく、湯船でぬるめのお湯に浸かりましょう。入浴は、全身の血行を促進し、リラックス効果をもたらすといわれます。長時間お湯に浸かるのが苦手な場合は、全身浴と半身浴をうまく使うなど、無理をせずゆっくり体を温めることを心がけてみましょう。お湯に入浴剤やラベンダー、ローズマリーなどのアロマオイルを入れると、リラックス効果と血行促進が期待できます。

ぬるめのお湯にゆっくり浸かる
食事

<食事>
体を冷やす食品を控え、体を温める食品を積極的に摂るとよいと知られていますが、体を温めるといわれるトウガラシやショウガを大量に食べても、一時的に体温が上昇するだけで、冷えを解消できるわけではありません。
特定の食品にこだわらず、食事全体の栄養バランスを整えることが大切で、とくに以下の栄養素を積極的に摂るとよいでしょう。

・たんぱく質
(例)肉、魚、卵、大豆製品など
・ビタミンE
(例)アーモンドなどのナッツ類、西洋かぼちゃなど
・ビタミンB群
(例)豚肉、あさりなどの魚介類など
・ビタミンC
(例)野菜類、果物類など

食事を摂ると体内に吸収された栄養素が分解され、その一部が体熱となって消費されます。食事の摂り方は、よくかんで食べるほうが熱産生は高くなるといわれています。なお、食事などで必要な栄養素が足りないと感じるときには、サプリメントやスーパーフードなどで補うとよいでしょう。